J・ポール・ゲティ美術館で見ることができる名画を紹介

J・ポール・ゲティ美術館で見ることができる名画を紹介

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J・ポール・ゲティ美術館は、アメリカのロサンゼルスにある美術館です。1954年に開館され、現在はゲティ財団によって運営されています。美術館には、古代から現代までの西洋美術品が展示されており、そのコレクションは世界的に有名です。また、美術館の建物自体も美しく、訪れる人々を魅了しています。

 

なお、J・ポール・ゲティ美術館はロサンゼルスに2つの施設があります。1つは「ゲティ・センター」で、もう1つは「ゲティ・ヴィラ」です。

 

 

ゴッホ『アイリス』

 

作品名 アイリス
作者 フィンセント・ファン・ゴッホ
制作年代 1905年
寸法 71 x 93 cm

 

色鮮やかなアイリスが土から生えて、葉を風になびかせています。

 

『アイリス』は、ゴッホが日本の浮世絵に影響されて作った、従来の静物画とは一線を画す動きのある作品です。

 

ゴッホは1888年に南仏のアルルで画家仲間のゴーギャンと喧嘩し、耳を切ってしまいます。

 

その後、自らサンレミの精神病院に入院しました。そこで医者から絵を描くことを許されたゴッホは、病院の庭に咲くアイリスに目を奪われた。5月の日差しに輝くアイリスは、ゴッホに強い生命感を与えました。

 

病院は彼にとって、創作に集中できる場所だった。 ゴッホは、切り取られた花ではなく、根がしっかりと土に埋まっているアイリスの姿をキャンヴァスに描きました。
彼の人生は37年という短さであり、苦しみや寂しさがつきまとっていました。しかし、この作品は、サンレミでゴッホが感じた生の輝きが表現されており、今もなお、見る人の心を惹きつけています。

 

ヤン・ファン・エイク『聖痕を受けるアッシジのフランチェスコ』

 

作品名 偶像ベルの前のダニエルとキュロス
作者 レンブラント・ファン・レイン
制作年代 1633年
寸法 23.4×30.1cm

 

ペルシア帝国の建国者であるキュロス王と、四人の大預言者の一人であるダニエルの物語を描いた作品です。

 

参考文献は「旧約聖書」の「ダニエル書」の外典です。画面の中央には、ベル(バール)神の像の前でダニエルに話しかけるキュロス王がいる。キュロス王はダニエルを信頼しており、なぜベル神に祈らないのかと尋ねます。しかし、ダニエルは生きた神以外に祈らないと言い、王やその家来たちの偶像礼拝を非難する。
レンブラントは、光と影のコントラストを巧みに使って、劇的な緊迫感を表現しました。

 

ルノワール 『散歩』

 

作品名 散歩
作者 ピエール=オーギュスト・ルノワール
制作年代 1870年
寸法 81.3×65cm

 

19世紀の中ごろから、パリの若い画家たちが多く手がけたのは、都会の生活を題材にした作品でした。

 

ルノワールも初期にはこの作品のように、パリの男女が歩く姿を描いています。

 

女性の白い服と緑の植物が重なり合い、細かなタッチで表現された木々は、後に印象派の大家となる画家の腕前をうかがわせます。