ノイエ・ピナコテークで見ることができる名画を紹介

ノイエ・ピナコテークで見ることができる名画を紹介

Neuepinakothek

 

『ノイエ・ピナコテーク』は、ドイツのミュンヘンにある美術館で、18世紀から19世紀のヨーロッパ美術を中心に収蔵しています。

 

この美術館は、バイエルン国王ルートヴィヒ1世が1853年に設立し、現在ではドイツで最も重要な19世紀美術の美術館の一つとされています。

 

ノイエ・ピナコテークは、アルテ・ピナコテーク(古典派絵画館)やピナコテーク・デア・モデルネ(現代美術館)とともに、ミュンヘン美術館群を構成しています。

 

ヴィルヘルム・フォン・カウルバッハ『ティトゥスによるエルサレム破壊』

 

作品名 ティトゥスによるエルサレム破壊
作者 ヴィルヘルム・フォン・カウルバッハ
制作年代 1846年
寸法 585 cm × 705 cm

 

『ティトゥスによるエルサレム破壊』は、ドイツの画家ヴィルヘルム・フォン・カウルバッハが描いた歴史画の一つです。この絵画は、ローマ帝国のティトゥスがエルサレムを破壊する様子を描いたもので、多くの人物や建物が描かれています。

 

ローマ皇帝による聖地の陥落はユダヤ人の罪と悪徳の報いだという、当時の歴史観が反映されています。

 

フェルナン・クノップフ 「私は私自身に対してドアを閉ざす」

 

作品名 私は私自身に対してドアを閉ざす
作者 フェルナン・クノップフ
制作年代 1891年
寸法 72 cm × 140 cm

 

『私は私自身に対してドアを閉ざす』は、ベルギーの画家フェルナン・クノップフが1891年に制作した絵画で、彼の代表作の一つです。

 

この絵画は、ダンテ・ガブリエル・ロセッティの妹クリスティーナの詩「誰が私を解き放つ」から着想を得たもので、中央にいる女性が自分自身に扉を閉ざしている様子が描かれています。

 

女性は、黒い布で覆われた箱に頬杖をついており、その横には愛犬が膝に脚をかけています。

 

この絵画は、典型的な象徴主義の作品であり、女性が自分自身に扉を閉ざしている様子から、内面の世界や精神的な孤独感を表現しています。

 

また、女性が頬杖をついている箱は棺桶と解釈されることもあり、死や不安などのテーマも含まれているとされています。

 

トマス・ゲインズバラ『トマス・ヘバート夫人』

 

作品名 トマス・ヘバート夫人
作者 トマス・ゲインズバラ
制作年代 1786年
寸法 127 x 101.5 cm

 

『トマス・ヘバート夫人』は、18世紀のイギリスの画家トマス・ゲインズバラが1785年に制作した肖像画です。

 

この絵画は、白いドレスを着たトマス・ヘバート夫人が、左手に傘を持ち、右手で手袋を持っている様子が描かれています。

 

背景には、緑色の植物が描かれています。